withコロナにおける、音楽教育業界の今後の可能性

withコロナにより、あらゆる業界が変革を”求められる”時代へ

皆さんこんにちは、lalatoneインフルエンサーのTanakaです。
今、新型コロナウイルスの流行は、世界的な社会問題を引き起こしています。

買い物に行けなくなったり、外に遊びに行きづらくなったり。
あなたの生活もコロナウイルスによって変貌してしまったのではないでしょうか。

ビジネスにおいても、外出制限によるテレワークの推進にはじまり、あらゆる業種・業態の変革が起こっています。
しかしこれらは、”起こっている“のではなく”起こさざるを得ない“というのが正確な表現。
どの業界も、コロナウイルスに対応する形での業界変革を余儀なくされています。

今の世の中の流れはwithコロナ(ウィズ・コロナ)と言われ、
「いかにコロナウイルスの影響を受ける社会に適応することができるのか」にフォーカスを当てた対応を求められています。

音楽業界においても漏れなくこの流れに影響を受けざるを得ない状況となっていますが、
音楽業界では今後どのような影響を受け、どういった世界が待っているのか。
withコロナの先にある、afterコロナ(=コロナウイルスが収束した後の社会)を加味して、音楽業界の今後を考えてみましょう。

 

教育業界全般に流れる「オンライン化」の波とその限界

音楽教育に限らず、学校や学習塾など、コロナウイルスの影響でオンライン授業の開講を行うなど、
教育のオンライン化が進んでいます。
図らずも、これまで日本が他国に遅れを取ってきたオンライン教育やeラーニング、オンライン会議が一気に進む形となったのです。

音楽業界で言えば、ZOOM(オンライン会議ツール)を活用したオンラインレッスンを行う講師の方がいらしたり、ZOOMを用いたオンラインセッション・オンライン合奏などまで行われています。
これまでの「対面でないと細かい音色や表現がわからないため、オンラインでの演奏・レッスンはありえない」という一般常識も、コロナウイルスの影響でそうもいってられなくなっています。

また、今年の吹奏楽コンクールや各種演奏会が中止となってしまったことにより、「オンライン上で自分たちの演奏を公開する。」という活動も、これまで以上に自然に行われているかと思います。

このようなオンラインの流れは、今後の音楽社会にどのような影響を与えるのでしょうか。
withコロナ(=コロナウイルスが流行している社会)の後には必ずafterコロナ(=コロナウイルスが終息した社会)が来ます。
果たしてその時、今のオンラインの波はどれだけ残るかを考えてみましょう。

 

「残る波」と「残らない波」。

コロナ後は、社会は”ほとんど”元に戻る

結論から先に言うと、今のオンラインレッスンという形式は、After コロナの社会においては「”ほとんど”なくなる」といえるでしょう。

まず、After コロナの社会が訪れると、人々はすぐに「コロナウイルスによる生活の不便さ」を忘れ、今私たちが感じている不便さがバネとなり、より強くこれまでの生活に戻ろうとする力が働いていくと思います。

そういった流れの中で、「しょうがないからオンライン化して解決しよう」という発端の行動については、コロナウイルスの終息後にはなくなっていくでしょう。これは、コロナウイルスにより発生した一過性の「残らない波」といえます。

元には戻らない「残る波」も

その反面、Afterコロナにおいてもなくならない新たな流れも存在します。
それは、「オンライン化してみたら、案外便利だったもの」「コロナの影響が深層心理で残り続けるもの」です。

「オンライン化してみたら、案外便利だったもの」というのは、その名の通り、
これまでオンラインにアレルギーがあるという理由でオンライン化が避けられてきたものが、
このコロナの影響でオンライン化せざるを得なくなり、いざオンライン化に成功してしまえば
これまでのアレルギーが嘘のように活用できているものがあたります。

例えば、遠方の友人とのオンライン飲み会などがそれにあたります。
たしかに、会って話をするのがベストですが、毎回合って話をするのは移動が大変です。
そんなときにオンラインでつながりあって近況を報告し合ったり飲み会を開くのは、
とても便利なのではないでしょうか。

これまでは友人か自分のどちらかがオンラインでのビデオ通話に不慣れな場合には成り立たなかったことが、
いまは実現できています。
また、世の中の目としても、「オンラインでのビデオ通話」に対して抵抗感が少なくなり、
これからもコミュニケーションのひとつの手段として確立されていく可能性が高いと考えられます。

また、「コロナの影響が深層心理で残り続けるもの」も必ず存在します。
例えば、貴方が今外を出歩く時、マスクをしていない人を見るとなんだか嫌な感じを覚えませんか?
そんなことはコロナが流行する前は思いもしなかった感情かと思います。

これを読んだ時、「たしかにな」となるのではないでしょうか。
これが、「コロナの影響が深層心理で残り続けるもの」です。

今回のコロナウイルスは、世界中に大きな価値観の変革をもたらしました。
その中には、いつの間にか・気づかない間に変わってしまっている価値観・意識も当然存在します。

そういった自らの環境をメタ認知しないと気づかないような波も、
Afterコロナの社会では「残る波」となる可能性が高いと考えられます。

 

音楽業界のさらなる発展のチャンスは、「残る波」に

この「残る波」「残らない波」を考えると、今音楽業界で起こっている単純なレッスンの
オンライン化やオンラインセッションについては、Afterコロナの社会における「残る波」になるのは難しいと思います。

しかし、「オンライン化してみたら、案外便利だったもの」として、
これまでオンラインへの抵抗感(音ズレ・音質など)がネックで踏み出せなかったのが、
オンラインセッション・オンラインレッスンなどにより垣根がなくなったというものが該当します。
こういったところに、新たな音楽業界の可能性は必ずあるといっていいでしょう。

身の回りの出来事をwithコロナ/Afterコロナの観点から観察し、音楽における影響を考えてみると面白いかもしれません。

2020年5月27日
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