このバイオリンチューナーはマイクで弦の音を聴き、4本のどの弦を弾いたか、音名、セント、どちらに直せばよいかを表示します。開放弦は太い方からG線・D線・A線・E線(ソ レ ラ ミ、G3 D4 A4 E5)で、完全5度ずつ離れています。4/4でも、3/4や1/2などの分数バイオリンでも音は同じです。
個人練習ならA=440Hz、日本のオーケストラや部活で多い442Hzにも切り替えられます。ドイツ音名で「アー線」「エー線」と呼ぶ先生もいますが、指す弦は同じです。音は端末の中で解析され、録音されません。
使い方
- マイクをオンを押してマイクを許可し、スマホをバイオリンから20cmほどの所に置きます。
- 開放弦を弓で長く弾くか、ピチカートで弾きます。いちばん近い弦が強調されます。
- 針が左なら低いので締め、右なら高いのでゆるめます。緑(±5セント)なら合っています。
- 微調整はテールピースのアジャスターで(時計回りで上がります)。大きくずれているときは、ペグを内側に押し込みながら回します。
- A線から合わせ、D線、G線、E線の順に進み、最後に全体をもう一度確認します。
A線と5度の調弦
オーケストラではオーボエのA(ラ)に合わせ、各自がA線を合わせてから、隣どうしの2本を一緒に鳴らして5度がきれいに響くよう調弦します。チューナーはA線と、ほかの弦の確認に使いましょう。
耳で合わせた純正の5度は、チューナーの5度より約2セント広くなります。A線から下ると、G線はゼロより約4セント低くなります。どちらも正しい合わせ方ですが、ピアノと合わせるときはゼロに近づけるのがおすすめです。
ペグとアジャスター
アジャスター(微調整ねじ)は1回転で数セントしか動かないので、毎日の調弦はこちらが安全です。ねじが端まで来たら真ん中まで戻し、ペグで直します。ペグが戻ってしまう、または固くて回らないときは、ペグコンポジションを使うか、弦楽器店に相談してください。
コツ
- E線は細いスチール弦なので、ほぼアジャスターだけで合わせます。ペグを少し回しただけで半音上がってしまいます。
- たくさん調弦したあとは、駒がまっすぐ立っているか確認します。弦に引かれて指板側に傾きやすいからです。
- 新しい弦は数日伸びます。練習前に合わせ、10分ほど弾いてからもう一度確認しましょう。
- 合奏中はスマホを近づけてピチカートで弾くと、隣のバイオリンの音を拾いにくくなります。
よくある質問
バイオリンの調弦の音は何ですか?
低い方からG、D、A、E(ソ レ ラ ミ)で、A=440Hzのとき196Hz、294Hz、440Hz、659Hzです。
バイオリンは440Hzと442Hzのどちらで合わせればいいですか?
ひとりで練習するなら440Hz、オーケストラや合奏では団体の基準に合わせます。日本では442Hzが多く、差は約8セントです。小さな差ですが、耳で分かります。
どの弦から合わせればいいですか?
基準になるA線から合わせ、次にD線、G線、最後にE線の順が定番です。
ペグが戻ってしまうときはどうすればいいですか?
ペグを回しながら、内側へ軽く押し込むと止まります。それでも戻るなら、ペグコンポジションを塗るか、弦楽器店で調整してもらいましょう。
アジャスターとペグはどう使い分けますか?
数セントのずれはアジャスター、それより大きいずれはペグで直します。回す前に弦を弾いて針を見ると、違う弦を回して切ってしまう失敗も防げます。
分数バイオリンでも使えますか?
使えます。3/4、1/2、1/4なども4/4と同じ高さに合わせます。1/8や1/16は音が小さいので、マイクに近づけてください。
スマホのマイクで正確に調弦できますか?
はい。安定した音なら約1セントの精度で判定します。静かな場所で、1本ずつ長めに弾いてください。