ウード オンライン(バーチャル・ウード)
ウードはアラブ音楽やトルコ音楽で使われる棹の短いリュート属の楽器です。洋梨形の胴、フレットのないネック、そしてリーシャと呼ばれる細長いピックで弾く弦が特徴です。このページでは現在もっとも一般的な、6コース11弦(同じ音にそろえた複弦5コース+低音の単弦1本)のウードを表示します。ポジションをタップするとそのコース全体が鳴ります。音は録音したナイロン弦の指弾きの音で、ウードの録音ではありません。
使い方
- チューニングでアラブ式かトルコ式を選びます。
- ポジションをタップするとそのコースが鳴ります。ナットの手前の薄い帯は開放弦です。複数の指で同時に弾け、コースの上を指でなぞるとリーシャのようなストロークになります。
- スケールではルートとスケールを選び、▶︎ スケールを鳴らすで1オクターブ上下します。コードでは↓ ダウンと↑ アップのボタンでストロークします。
- パソコンではキーボードの各行が1コースです。1 2 3…がいちばん高い第1コース、Q W E…が第2、A S D…が第3、Z X C…が第4コースで、最初のキーが開放弦。↑ ↓で行を切り替えると第5・第6コースも弾け、スペースキーでストロークします。
- 全画面ボタンも使えます。スマホは横向きにするとネックが広く見えます。
ヘルプと解説
ネックにはフレットがないため、画面には目安として番号付きの点線のポジションマークが表示されます。マーク1つが半音なので、1オクターブの12音は弾けますが、4分音は出せません。最初はスケールモードで、マイナースケールがネック上に表示されます。コードモードでは各コードのポジションを示し、ストロークで鳴らせます。
アラブ式とトルコ式の調弦
低音の第6コース(単弦)から第1コースへ、アラブ式はC2 · F2 A2 D3 G3 C4(ド · ファ ラ レ ソ ド)、トルコ式(ボラーヘンク)はC♯2 · F♯2 B2 E3 A3 D4です。Aのコースから上は隣のコースと完全4度ずつ離れているので、同じスケールの形がコースごとにくり返されます。
マカームについて:弾けるものと近似になるもの
全音と半音だけでできたマカームはこのネックで弾けます。アジャムはメジャースケール、ナハワンドはマイナースケールに近く(上行では第7音を半音上げる)、DのクルドはGナチュラルマイナーの音をDから弾いたものです。Dのヒジャーズ(D E♭ F♯ G A B♭ C)はポジションを1つずつ弾けば鳴らせますが、実際のウードでは音程を耳で微調整することが多く、ここでは近似になります。
バヤーティー、ラースト、サバーには4分の3音の音程(Eのハーフフラットなど)があります。このページは4分音を出せないので、これらは最も近い半音の音で近似したものになります。
練習曲
伝統的なムワッシャハ「ランマ・バダー・ヤタサンナー」(لما بدا يتثنى)、サイイド・ダルウィーシュの「ズールーニー・クッル・サナ・マッラ」(زوروني كل سنة مرة)、そして器楽形式のサマーイー(いくつかの部分ハーナと、くり返しのタスリーム)のやさしいもの。4分音が必要なところは最も近い音で弾き、あとで本物のウードで確かめてください。
コツ
- 低音から高音へ開放弦を順に弾き、音名を声に出しましょう:C、F、A、D、G、C。
- Dのクルドは、ルートをG、ナチュラルマイナースケールにして、Dから弾き始めます。
- ほかの楽器で同じスケールを見るならスケール辞典へ。
よくある質問
ウードにフレットはありますか?
ありません。ネックはなめらかで、奏者は耳で音程を取ります。ここの点線のマークは目安で、1つが半音です。
4分音は弾けますか?
弾けません。このページは1オクターブの12音だけです。アジャム、ナハワンド、クルドはそのまま、ヒジャーズは近似、4分の3音を含むバヤーティー、ラースト、サバーは最も近い音になります。
ウードの調弦は?
アラブ式でよく使われるのは低音側からC2 · F2 A2 D3 G3 C4です。トルコ式はここではC♯ · F♯ B E A Dです。
本物のウードの音ですか?
いいえ。録音したナイロン弦の指弾きの音で、初めて弾いたときに読み込まれます(それまでは合成音が鳴ります)。音色をまねるためではなく、音、ポジション、スケールを確かめるためのものです。