半音下げの弦の太さ・ゲージ計算
半音下げは、6本すべてを半音下げてE♭ A♭ D♭ G♭ B♭ E♭にするチューニングです。ジミ・ヘンドリックスやスティーヴィー・レイ・ヴォーンが使ったことで知られ、日本のロックでも定番です。10-46のままだと各弦が約11%ゆるみ、合計は47.0kgから41.9kgになります。
半音下げで10-46と同じ張りにする弦(25.5インチ)
EXL110をレギュラーで張ったときの各弦のテンションを目標に、半音下げで1本ずつ計算した値です。
| 弦 | 音 | 今の弦でのテンション(kg) | 提案 | 提案のテンション(kg) |
|---|---|---|---|---|
| 1 | E♭4 | 6.6 | .0105 | 7.2 |
| 2 | B♭3 | 6.2 | .014 | 7.2 |
| 3 | G♭3 | 6.7 | .018 | 7.5 |
| 4 | D♭3 | 7.4 | .028w | 8.6 |
| 5 | A♭2 | 7.9 | .038w | 8.7 |
| 6 | E♭2 | 7.1 | .049w | 8.0 |
使い方
- ページを開くと、エレキギター、半音下げ、基準セットEXL110、25.5インチ(648mm)が選ばれています。
- 9-42や11-49など、レギュラーで好きなセットを基準の弦セットで選びます。そのセットの張りが目標になります。
- 今の弦でのテンションの列で約−11%の下がり幅を、提案の列で替えるゲージを確認します。
- 提案セットをコピーを押せば、楽器店でバラ弦やセットを選ぶときのメモになります。
ヘルプと解説
このツールは、10-46をレギュラーで張ったときの張りを目標に、D'Addarioの重さの表から同じ構造の弦を探します。答えは.0105 .014 .018 .028 .038 .049で、合計47.2kg。実際には11-49のセットとほぼ同じ組み合わせです。
半音下げで変わること
半音下げると周波数は約0.94倍、その2乗は0.89倍なので、どの弦もテンションが10.9%下がります。1弦は7.4kgから6.6kg、6弦は7.9kgから7.1kgです。数字では小さな差ですが、チョーキングが軽くなり、強いピッキングで音程が上ずりやすくなります。この柔らかさを好んで10-46のまま弾く人も少なくありません。
11-49がちょうどいい理由
提案は1弦.0105(7.2kg)、2弦.014(7.2kg)、3弦.018(7.5kg)、4弦.028(8.6kg)、5弦.038(8.7kg)、6弦.049(8.0kg)です。D'Addarioの11-49(EXL115)は1弦が.011になるだけで、半音下げでの1弦は7.9kg、合計47.9kg。10-46のレギュラーより約2%強いだけです。
9-42をレギュラーで使っている人は、基準をEXL120にすると.0095 .0115 .017 .026 .034 .044という提案になり、合計38.5kgです。つまり9-42派の半音下げは、ほぼ10-46のセットで済みます。
ナット・オクターブ・ネック
ゲージの差は1段階なので、ナットの溝はたいていそのまま使えます。10-46のまま半音下げで弾き続けると、合計テンションが約5kg減ってネックの順反りが少なくなり、弦高が下がってビビりが出ることがあります。そのときはトラスロッドを少しゆるめるか、11-49に替えて張りを戻します。張り替えたら全弦のオクターブも確認しましょう。
コツ
- 半音下げとレギュラーを1本のギターで行き来するなら、10-46のままにして、ビビりだけトラスロッドで調整するのが現実的です。
- チューニングは半音下げチューナーで、張り替え後はオクターブ調整チェッカーで確認します。
- 全音下げやドロップ系との比較はチューニング別 弦ゲージ計算で見られます。
- 10-46と11-49の張りを並べて比べるなら弦テンション計算ツールが便利です。
よくある質問
半音下げにはどのゲージの弦がいいですか?
10-46と同じ張りにするなら、D'Addarioの表では.0105 .014 .018 .028 .038 .049で、合計47.2kgです。既製セットなら11-49が近く、半音下げで合計47.9kgになります。
半音下げは10-46のままでもいいですか?
問題なく弾けます。全弦が約11%ゆるむだけで、合計は41.9kg、6弦は7.1kgです。ビビりや音程の揺れが気になったら11-49に替えましょう。
9-42で半音下げにするとどうなりますか?
9-42のレギュラーと同じ張りにする提案は.0095 .0115 .017 .026 .034 .044です。10-46とほぼ同じ太さなので、9-42派なら10-46を張るのが手軽です。
半音下げにすると弦高は変わりますか?
張りが約11%弱くなるとネックの順反りが減り、弦高がわずかに下がることがあります。ビビりが出たらトラスロッドを少しゆるめるか、太い弦で張りを戻します。
ベースも半音下げで弦を替えるべきですか?
45-100なら全弦が約11%ゆるみ、合計は78.4kgから69.8kgになります。張りを戻すなら50-105か、高音側はそのままの45-105が候補です。