ギターのオクターブ調整チェッカー
開放弦ではきちんとチューニングが合っているのに、ハイポジションのコードが濁って聞こえませんか?それはオクターブ(英語でintonation)の問題です。12フレットの音は開放弦のちょうど1オクターブ上になるはずですが、ナットからサドルまでの弦長が長すぎたり短すぎたりすると、音が高くなったり低くなったりします。このチェッカーはその差をマイクで弦ごとに測り、それぞれ何セントずれているか、サドルをどちらへ動かせばよいかを表示します。
使い方
- 楽器とチューニングを選び、マイクをオンにします。端末をギターのサウンドホールやアンプの近くに置き、周りの雑音をできるだけ減らしてください。
- ステップ1:表示された弦の開放弦を弾いて鳴らし続けます。目標から3セントより大きくずれている場合は、先にチューニングするよう表示されます(リンクからチューナーを開けます)。開放弦が合っていないと、オクターブを測っても意味がありません。
- ステップ2(任意):12フレットのハーモニクスを鳴らします。フレットの真上に指を軽く触れるだけで、押さえないでください。これは基準になります。ハーモニクスが合っていて押さえた音がずれる場合、原因はサドルではなく弦高や指の押さえる力です。
- ステップ3:12フレットを普段弾くときと同じ力で押さえて弾きます。ずれが表に表示されます。2セントまでは緑、5セントまでは黄、それを超えると赤で、横に調整の方向が出ます。
- ほかの弦も同じように測ります(次の弦へ自動で進みます)。サドルを動かしたあとはこの弦をやり直す、最初からやり直すときはすべてリセットを使います。最後の結果は端末に保存されます。
ヘルプと解説
6弦のアコースティックギターとエレキギター(レギュラー、ドロップD、半音下げ)、4弦・5弦ベース、ウクレレ(High-G、Low-G、バリトン)に対応しています。各測定は音が0.5秒安定するのを待ち、10回の測定の平均を使うので、ピッキングのアタックに左右されません。録音も送信もしません。音は端末の中で分析されます。
12フレットが高い・低いときの調整方法
ルールはひとつだけです。12フレットで押さえた音が高い(ずれがプラス)なら、弦長が短すぎるので、サドルを後ろ(ナットから遠ざかる方向)へ動かして振動する部分を長くします。低い(ずれがマイナス)なら弦長が長すぎるので、サドルを前(ナット側)へ動かします。少しずつ動かし、開放弦をチューニングし直してからもう一度測ってください。調整するたびに開放弦のピッチも変わります。
エレキギターやエレキベースは、ブリッジに弦ごとのサドルがあり、後ろ側のネジで動かします。ネジを締めるとサドルが後ろへ下がり(弦長が長くなるので、12フレットが高いときに使います)、緩めると前に出ます。アコースティックギターやクラシックギターのサドルは、骨や樹脂でできた一体型のパーツです。リペアショップでサドルの前側か後ろ側を弦ごとに削って調整します(または補正済みのコンペンセイテッドサドルに交換します)。このチェッカーで、どの弦にどれだけ必要かが正確にわかります。
オクターブがずれる理由
弦を押さえると少し引き伸ばされ、ピッチが上がります。太い弦や、フレットに対して弦高が高い弦ほど大きく上がります。エレキギターのサドルが斜めに並び、アコギのサドルが補正されているのはこのためです。古い弦、ゲージの変更、チューニングの変更(ドロップD、半音下げ)、弦高の変化でオクターブは変わるので、弦を交換するたびに測り直す価値があります。
数セントのずれは普通です。特にクラシックギターやウクレレでは、指の押さえる力の影響が大きくなります。2セントまではまず誰にも聞き取れません。2〜5セントなら、訓練された耳は高い音域のコードで気づきます。5セントを超えると、開放弦が完璧でもハイポジションのコードが濁って聞こえます。
コツ
- 12フレットは、演奏するときと同じ力で押さえてください。強く押さえすぎると音が高くなり、測定が狂います。
- ビブラートをかけずに、弦をきれいに鳴らしてください。0.5秒安定するまで測定は確定しません。
- ベースは、ブリッジ寄りを指で強く叩きすぎないように弾いてください。低音弦は音程が落ち着くまで少し時間がかかります。
- 測定の前に弦を新しくして、よく伸ばしておきましょう。古い弦は音程が不安定で、どんなに調整してもオクターブが合いません。
よくある質問
ギターのオクターブ調整とは何ですか?
サドルの位置で弦ごとの振動する長さを調整し、12フレットで押さえた音が開放弦のちょうど1オクターブ上になるようにすることです。オクターブが合っていれば、開放弦だけでなく指板全体で音程が合います。
12フレットが高いとき、サドルはどちらへ動かしますか?
後ろ(ナットから遠ざかる方向)へ動かして弦長を長くします。エレキギターではその弦のサドルのネジを締めます。アコギでは、リペアショップでサドルの前側を削ります。低いときは逆で、サドルを前に出します。
12フレットのハーモニクスは必要ですか?
いいえ、このステップは任意です。原因の切り分けに役立ちます。ハーモニクスは指の押さえる力に左右されないので、ハーモニクスが開放弦と合っていて押さえた音が合わない場合、原因は弦高か押さえる力にあります。
どれくらいのずれなら許容範囲ですか?
2セントまでは緑で、聞き取れません。5セントまでは黄で、クラシックギターやウクレレなら許容範囲ですが、エレキギターなら調整する価値があります。5セントを超えると赤で、ハイポジションのコードが濁って聞こえます。
ベースやウクレレにも使えますか?
はい。4弦・5弦ベース(レギュラーとドロップD)と、ウクレレのHigh-G、Low-G、バリトンに対応しています。ベースでは少し弱い信号も受け付け、音程が落ち着くのを待ってから測定します。
「12フレットの音ではない」と表示されるのはなぜですか?
測定値が期待される音から200セント以上離れていたためです。開放弦をもう一度弾いた、別の弦を弾いた、またはマイクが倍音を拾った可能性があります。指定された音を弾き、バーがいっぱいになるまで伸ばしてください。
音声はどこかに送信されますか?
いいえ。音程の検出はブラウザー内、つまり端末の中で行われ、録音も送信もしません。結果はこのブラウザーにだけ保存されます。必要なら、結果の概要をリンクでシェアできます。