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マルチスケール(ファンフレット)計算ツール

低音弦と高音弦のスケール長、弦の本数、フレット数、垂直フレットを入れると、各フレットの位置と角度を表にします。実寸テンプレートも印刷できます。

スケールと弦

   
   
   

実寸テンプレート

100%で印刷し、指板に墨付けする前に100mmのバーを測ってください。細い線が弦、太い線が垂直フレットです。

フレット位置の表

外側の弦それぞれに沿って測った、ナットからの距離です。ずれは低音弦と高音弦でのフレット位置の、ネック方向の差で、低音弦側がブリッジに近いときにプラスになります。

フレット低音弦高音弦ずれ角度
使い方
ヘルプと解説
要点

マルチスケール(ファンフレット)計算ツール

マルチスケール(ファンフレット)のネックでは、弦ごとにスケール長が違います。低音弦は長くしてダウンチューニングでも張りを保ち、高音弦は短くして硬くなりすぎないようにします。フレットは扇状に開き、途中の1本だけがネックの中心線に対して垂直になります。

25.5〜27インチのファンフレットのフレット位置

8フレットを垂直にした6弦ギターで、外側2本の弦それぞれのナットからの距離と、垂直フレットに対する角度。

フレット低音弦(685.8mm)高音弦(647.7mm)角度
138.4936.3518.4°
274.8270.6615.1°
3109.11103.0512.0°
4141.48133.629.2°
5172.03162.476.6°
6200.87189.714.2°
7228.08215.412.0°
8253.77239.670.0°
9278.02262.58-1.8°
10300.91284.19-3.5°
11322.51304.59-5.0°
12342.90323.85-6.5°
13362.15342.03-7.8°
14380.31359.18-8.9°
15397.46375.38-10.0°
16413.64390.66-11.0°
17428.92405.09-12.0°
18443.33418.70-12.8°
19456.94431.56-13.6°
20469.79443.69-14.3°
21481.91455.14-15.0°
22493.35465.95-15.6°
23504.16476.15-16.2°
24514.35485.78-16.7°

FretFind2D (A. Spike)

使い方

  1. プリセット(6弦・7弦・8弦ギター、5弦ベース)を選ぶか、スケール長をmmまたはインチで入力します。
  2. 垂直フレットを選びます。0ならナットが垂直になり、扇の広がりはすべてブリッジ側に寄ります。7〜8フレットにすると両端に振り分けられます。
  3. ナットとブリッジでの外側2弦の間隔を、弦の中心から中心で入力します。
  4. テンプレートを100%で印刷し、100mmのバーを測ってから、グレーの重なり部分で貼り合わせます。
ヘルプと解説

低音弦と高音弦のスケール長、弦の本数、フレット数、垂直フレット、ナットとブリッジでの外側2弦の間隔を入れると、各フレットの位置と角度を計算し、実寸テンプレートを作ります。

計算のしくみ

計算はA. SpikeのFretFind2Dと同じ方法です。各弦をナットからブリッジまでの直線とみなし、中間の弦のスケール長は低音弦と高音弦の間で補間します。どの弦でもnフレットはナットから L − L ÷ 2^(n/12) の位置にあり、垂直フレットは全弦で同じ高さにそろいます。同じフレットの点はほぼ一直線に並ぶので、フレットは表の角度で打つまっすぐな1本のままで済みます。

よく使うスケールの組み合わせ

6弦・7弦ギターでは高音側25.5インチ、低音側27インチ(647.7〜685.8mm)が定番です。8弦では低音側を28インチ(711.2mm)にすることが多く、ベースは低音側35〜37インチ、高音側34〜35インチが一般的です。

6弦で8フレットを垂直にした場合、1フレットは約18°、24フレットは反対向きに約17°傾き、低音弦のブリッジ位置は高音弦より24mm後ろになります。

ファンフレットのメリット

テンションはスケール長の2乗に比例するので、低音弦を25.5インチから27インチにすると、同じ弦・同じチューニングで約12%張りが増えます。低音弦はダウンチューニングでもしっかりし、高音弦は短いスケールのまま柔らかく弾けるため、弦ごとのテンションをそろえやすくなります。

コツ

よくある質問

マルチスケール(ファンフレット)とは何ですか?

弦ごとにスケール長が異なり、フレットが扇形に並ぶネックです。典型的な6弦ギターでは高音弦が25.5インチ(647.7mm)、低音弦が27インチ(685.8mm)で、差は38.1mmです。

どのフレットを垂直にすればいいですか?

7〜9フレットが一般的です。25.5〜27インチで8フレットを垂直にすると、1フレットは約18°、24フレットは約17°傾きます。ナットを垂直にすると、24フレットは30°を超えます。

8弦ギターのスケール長は?

25.5〜27インチと25.5〜28インチ(647.7〜711.2mm)がよく使われます。28インチなら、極端に太い弦にしなくても最低音弦に張りが出ます。

マルチスケールのベースは?

5弦ベースでは低音弦35〜37インチ、高音弦34〜35インチが一般的です。プリセットは37インチ(939.8mm)と34インチ(863.6mm)、7フレット垂直です。

ファンフレットのメリットは?

低音弦の張りを保ったままダウンチューニングでき、高音弦は短いスケールで柔らかく弾けます。低音弦を25.5インチから27インチにすると、同じ弦でテンションが約12%増えます。

テンプレートは実寸で印刷できますか?

印刷倍率100%なら実寸です。各シートに100mmの確認バーがあり、長いネックは複数枚に分かれます。