バンジョーの弦高の目安と調整
バンジョーメーカーのディーリングは、22フレットで弦高を1/8インチ(3.17mm)に合わせて出荷しています。プロの中には1/4インチ(6.35mm)まで高くする人も多い、とも書いています。ネックの反りは7フレットで1/64インチ前後(0.015〜0.020インチ、0.38〜0.51mm)です。
バンジョーの弦高の基準値
22フレットの弦高と7フレットでのネックの反り。ディーリングが公表している値です。
| 楽器 | 低音弦(mm) | 高音弦(mm) | 反り(mm) | フレット |
|---|---|---|---|---|
| バンジョー | 3.2 | 3.2 | 0.4–0.5 | 22 |
使い方
- チューニングして1フレットにカポを付け、22フレットで弦を押さえ、7フレットのすき間を見ます。ディーリングは、クレジットカード1枚か名刺2枚がちょうど入るくらいとしています。
- 22フレット(StewMacの値なら12フレット)で4弦と1弦の弦高を測って入れます。
- ブリッジを出てきた量だけ低いものに替えるか、脚を削ります。
ヘルプと解説
StewMacの工房向けの表は12フレットで測り、両端の弦とも0.090インチ(2.29mm)、1フレット上で0.94mmと0.89mm、反りは8フレットで0.2mmです。どちらの値を使うかに合わせて、測るフレットを入れてください。
22フレットでの比率
26 1/4インチ(666.75mm)のスケールでは、22フレットはナットから479.65mmにあります。ブリッジを1mm下げると22フレットの弦高は約0.72mm下がるので、ブリッジは変えたい量の約1.39倍動かします。3.6mmを3.17mmにするなら約0.6mm、4.0mmからなら約1.15mmです。12フレットで測るなら比率は2倍です。ディーリングはGoodtimeシリーズに5/8インチ(15.9mm)のブリッジを使い、ネックの角度もその高さに合わせて作っています。それより高いブリッジに替えると弦高が合わなくなるので、高さを変えるときはまず5/8インチを基準に考えます。
ネックとヘッド
7フレットのすき間が0.51mmより大きければトラスロッドを締め、0.38mmを下回って弦がフレットに触れるならゆるめます。ディーリングのロッドのナットは、ヘッド(ペグヘッド)の正面にある小さなカバーの下にあり、回すのは一度に1/8〜1/4回転です。
ポットの中にコーディネーターロッドがあるバンジョーでは、このロッドでもネックの角度と弦高が変わり、ネックをリムに固定する役目もあります。締めすぎるとリムが割れることがあるので、ディーリングは慎重に扱うよう注意しています。1/4回転ずつにとどめ、大きく変えるならリペアショップに任せましょう。
ヘッドの張りがゆるむとブリッジが沈んで弦高が下がり、音もこもります。ブリッジを削る前に、ヘッドのテンションを確認しましょう。
コツ
- 26 1/4インチ(666.75mm)のスケールでは、12フレットはナットから333.4mmです。ブリッジの位置を動かしたら、オクターブ調整チェッカーで1弦と4弦の12フレットを確かめましょう。
- 弦を替えるとヘッドにかかる力も変わります。弦テンション計算ツールで張力を比べられます。
よくある質問
バンジョーの弦高の目安は?
ディーリングは22フレットで3.17mm(1/8インチ)、StewMacは12フレットで2.29mmです。
バンジョーのネック調整のやり方は?
1フレットにカポを付け、22フレットで弦を押さえ、7フレットのすき間を見ます。0.38〜0.51mmより大きければロッドを締め、すき間がなければゆるめます。
バンジョーのブリッジの高さはどう決める?
22フレットで3.17mmになる高さが目安です。3.6mmから3.17mmにするなら、ブリッジを約0.6mm低くします。
弦高が急に下がったのはなぜ?
ヘッドがゆるんでブリッジが沈んだ可能性があります。ヘッドを締め直してから、弦高を測り直してください。