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アコギの弦高の目安と調整

マーチンは12フレットで低音弦2.03〜2.29mm、高音弦1.40〜1.65mmを推奨しています。いまの弦高を入れると、サドルの底を何mm削ればいいかがわかります。

基準値

   
   
   
   

サドルを動かす量

チューニングした状態で、フレットの頂点から弦の下側までを測ります。12フレットの弦高を変えるには、サドルをその2倍動かします。

   
   
カードで校正する画面定規

クレジットカードや身分証(85.60mm)を枠に当て、端がそろうまでスライダーを動かします。校正はこの端末に保存されます。

85,60 mm

画面の下端をフレットに当て、1〜4mmの目盛りと弦を見比べます。

使い方
用途別 6
ヘルプと解説
要点

アコギの弦高の目安と調整

アコースティックギターの弦高は12フレットで測ります。マーチンはSCシリーズのサービス資料で、1弦0.055〜0.065インチ(1.40〜1.65mm)、6弦0.080〜0.090インチ(2.03〜2.29mm)を推奨し、上限をそれぞれ1.65mmと2.29mmとしています。ネックの反りは5フレットで0.08〜0.13mm、最大0.20mmです。

アコギの弦高の基準値(マーチン)

12フレットの低音弦・高音弦の弦高とネックの反り。マーチンSCシリーズのサービス資料の値です。

楽器低音弦(mm)高音弦(mm)反り(mm)フレット
マーチン(アコギ)2.0–2.31.4–1.70.1–0.112

Martin — SC Service Kit 2024 (Setup & Adjustment of Sure Align Neck System for SC Models, PDF)

使い方

  1. チューニングした状態で1フレットにカポを付け、1弦を12フレットで軽く押さえ、5フレットのすき間を測ります。マーチンはギターを弾く姿勢に構えて測るよう指示しています。
  2. 12フレットで、フレットの頂点から弦の下側までを6弦と1弦で測り、いまの測定値に入れます。
  3. 出てきた量だけサドルの底を削ります。サドルを抜き、平らな面に置いたサンドペーパーの上で底を水平にこすります。低音側と高音側で量が違うときは、底に線を引いて斜めに削ります。
ヘルプと解説

マーチンが公開している数値はこのSC用の資料のものですが、ほかの鉄弦アコギでも出発点になります。StewMacの工房向けの目安も12フレットで6弦2.29mm、1弦1.78mmと近い値です。

サドルは2倍削る

12フレットはナットとサドルのちょうど中間なので、12フレットの弦高はサドルを削った量の半分だけ下がります。6弦が2.8mmで、範囲の中央の2.16mmにしたいなら、サドルの低音側を1.28mm削ります。1弦が2.1mmで1.52mmにしたいなら、高音側は1.16mmです。一度に削らず、半分ほど削ったら弦を張って測り直します。

削りすぎたら、サドルの底に薄い板(シム)を敷くか、新しいサドルを作ります。シムを重ねると振動の伝わりが落ちやすいので、作り直すほうが確実です。

ネック反りとトラスロッド

5フレットのすき間が0.13mmより大きければ順反りが強すぎるのでトラスロッドを締め、すき間がなくローフレットで弦がビビるならゆるめます。アコギのロッドのナットは、サウンドホールの奥かヘッド側にあります。回すのは一度に1/8回転程度にし、木がなじむまで時間をおいてから測り直してください。

サドルの出しろとネック起き

マーチンは、サドルがブリッジから出ている高さ(出しろ)を0.140〜0.200インチ(3.56〜5.08mm)としています。反りは基準内なのに、弦高を下げようとサドルを削ると出しろが3.56mmを切ってしまうなら、それは調整の問題ではありません。ネックの角度が起きてくる「ネック起き」が疑われ、ネックリセットが必要かどうかをリペアショップで見てもらう段階です。

コツ

よくある質問

アコギの弦高の理想は?

マーチンの推奨は12フレットで6弦2.03〜2.29mm、1弦1.40〜1.65mmです。強くストロークするなら範囲の上側、指弾き中心なら下側から始めます。

アコギの弦高2.5mmは高いですか?

6弦で2.5mmなら、マーチンの上限2.29mmより0.21mm高い値です。2.29mmにするにはサドルの低音側を0.42mm削ります。1弦で2.5mmならかなり高めです。

サドルはどれくらい削りますか?

12フレットで下げたい量の2倍です。6弦を2.8mmから2.16mmにするなら、サドルを1.28mm削ります。

アコギのネック反りの確認方法は?

1フレットにカポを付け、1弦を12フレットで軽く押さえ、5フレットのすき間を見ます。マーチンの目安は0.08〜0.13mm、最大0.20mmです。

アコギのトラスロッドはどっちに回す?

5フレットのすき間がマーチンの目安の上限0.13mmを超えていれば締め、0.08mmを下回ってローフレットがビビるならゆるめます。ロッドのナットはサウンドホールの奥かヘッド側にあり、一度に1/8回転ずつ回します。

サドルを削っても弦高が下がらないときは?

サドルの出しろがマーチンの下限3.56mmに近いなら、ネック起きの可能性があります。それ以上削らず、ネックリセットについてリペアショップに相談しましょう。