ベースの弦高の目安と調整
フェンダーはベースの弦高を17フレットで測ります。指板R 9.5〜12インチのモデルでは、4弦側6/64インチ(2.4mm)、1弦側5/64インチ(2.0mm)、ネックの反りは8フレットで0.3mmです。指板R 7.25インチのヴィンテージ系では4弦2.8mm、1弦2.4mm、反り0.35mm。フェンダーはこれらを最小値としています。
ベースの弦高の基準値(フェンダー)
17フレットの4弦・1弦の弦高と8フレットでのネックの反り。フェンダーが公表している値です。
| 楽器 | 低音弦(mm) | 高音弦(mm) | 反り(mm) | フレット |
|---|---|---|---|---|
| フェンダー(ベース) | 2.4 | 2.0 | 0.3 | 17 |
使い方
- チューニングして1フレットにカポを付け、4弦を最終フレットで押さえて、8フレットのすき間をシックネスゲージで測ります。
- 17フレットで4弦と1弦の弦高を測って入れます。目標にはフェンダーの値が入っています。
- 出てきた量に合わせてサドルの高さ調整ネジを回します。1つのサドルに2本ネジがあるので、同じだけ回して水平を保ちます。
ヘルプと解説
StewMacの工房向けの表も、17フレットで4弦2.67mm、1弦2.39mm、7フレットで反り0.36mmと、ほぼ同じ範囲です。ピック弾きや強いフィンガリングなら、少し高めにするとビビりが減ります。
17フレットではサドルを1.6倍動かす
34インチ(864mm)のスケールでは、17フレットはナットから540.12mmの位置です。サドルを1mm動かすと17フレットの弦高は約0.63mm変わるので、サドルは変えたい量の約1.6倍動かします。4弦が3.0mmで2.4mmにしたいならサドルを0.96mm、1弦が2.5mmで2.0mmにしたいなら0.8mm下げます。
反りとトラスロッド
ベースは弦の張力が大きいので、反りの基準もギターより大きめです。すき間が0.3mmより大きければトラスロッドを締め、すき間がなくローポジションでビビるならゆるめます。ジャズベースやプレベには、ヘッド側で回すモデルとネックのヒール側で回すモデルがあります。一度に1/8〜1/4回転にとどめ、ネックがなじむのを待ってから測り直します。
サドルで直らないビビり
反りと弦高を基準に合わせても特定のフレットだけがビビるなら、フレットの浮きや高さのばらつきが原因です。サドルを上げて逃げるより、すり合わせをしたほうが弾きやすさを保てます。弦を替えたばかりのときは張力でネックが動くので、一晩おいてから測りましょう。
コツ
- 34インチ(863.6mm)のスケールでは、12フレットはナットから431.8mmです。サドルを動かしたら、オクターブ調整チェッカーで4弦から順に音程を確認しましょう。
- ナット幅や弦間ピッチはベースのナット幅と弦間ピッチで計算できます。
- ゲージを変えると反りも変わります。弦テンション計算ツールで張力を比べてから替えましょう。
よくある質問
ベースの弦高の目安は?
フェンダーの基準では、指板R 9.5〜12インチで17フレットの4弦2.4mm、1弦2.0mmです。ヴィンテージ系(7.25インチ)は4弦2.8mm、1弦2.4mmです。
ジャズベースの弦高の標準は?
現行のジャズベース(指板R 9.5インチ)なら、フェンダーの値は17フレットで4弦2.4mm、1弦2.0mm、反りは0.3mmです。
ベースのサドルはどれだけ下げる?
17フレットで測るなら、下げたい量の約1.6倍です。4弦を3.0mmから2.4mmにするならサドルを0.96mm下げます。
ベースのネック反りの確認方法は?
1フレットにカポを付け、4弦を最終フレットで押さえて8フレットのすき間を測ります。フェンダーの基準は0.3mm(指板R 7.25インチでは0.35mm)です。
ベースのトラスロッドの向きは?
8フレットのすき間がフェンダーの基準0.3mm(指板R 7.25インチなら0.35mm)より大きければ締め、すき間がなくローポジションでビビるならゆるめます。ロッドはヘッド側かネックのヒール側にあり、1回に1/8〜1/4回転ずつ回します。