ウクレレの弦高の目安と調整
ウクレレメーカーのKalaは、すべてのウクレレで12フレットの弦高3mmを標準にしていて、これより低くするとビビりが出やすいと説明しています(U-Bassは4mm)。Kalaの説明では、ソプラノ、コンサート、テナーとサイズが違っても同じ値です。
ウクレレの弦高の基準値
12フレットの弦高。Kalaが全サイズ共通の標準として公表している値です。
| 楽器 | 低音弦(mm) | 高音弦(mm) | 反り(mm) | フレット |
|---|---|---|---|---|
| ウクレレ | 3.0 | 3.0 | – | 12 |
使い方
- チューニングして、12フレットで4弦(G)と1弦(A)の弦高を測ります。
- いまの値と目標(初期値3mm)を入れると、サドルを削る量が出ます。
- 弦をゆるめてサドルを抜き、平らな面に置いたサンドペーパーで底を削ります。半分ほど削ったら弦を張って測り直します。
ヘルプと解説
StewMacの工房向けの表は、ソプラノとテナーで12フレット0.090インチ(2.29mm)、1フレット上で0.38mmと、Kalaより低めです。3mmから始めて、ビビりが出ない範囲で下げていくのが安全です。
サドルを削る量
12フレットはナットとサドルの中間なので、12フレットの弦高はサドルを削った量の半分だけ下がります。コンサート(スケール約381mm)で3.8mmを3.0mmにするならサドルを1.6mm、ソプラノ(約346mm)で3.6mmを3.0mmにするなら1.2mm削ります。サイズが違っても比率は同じ2対1です。
削りすぎるとサドルを作り直すことになるので、一度に削らず、測りながら進めます。上げたいときは、上げたい量の2倍の厚みのシムを底に入れます。
ネックの反りとナット
ウクレレは弦の張力が小さく、トラスロッドが入っていないモデルも少なくないので、反りを自分で調整できないことがよくあります。StewMacの表の反りは0.05mmと、ほぼまっすぐです。見てわかるほど反っているなら、サドルではなくリペアで対処します。1フレット上の弦高は0.38mmが目安で、これより高いとローポジションのコードが押さえにくくなります。
低くしてビビるとき
3mmより下げてビビりが出たら、そこが限界です。特定のフレットだけで鳴るならフレットの高さのばらつき、全体で鳴るなら弦高が低すぎます。Low-G弦に替えたときは4弦が太くなるので、ナットの溝に収まっているかも確認しましょう。
コツ
- コンサート(スケール381mm)の12フレットはナットから190.5mm、ソプラノ(約346mm)なら約173mmです。サドルを削ったら、オクターブ調整チェッカーで1弦(A)の12フレットを確かめましょう。
- ナット幅や弦の間隔はウクレレのナット幅と弦間で計算できます。
- フロロカーボン弦とナイルガット弦では張力が違います。弦テンション計算ツールで比べられます。
よくある質問
ウクレレの弦高の適正値は?
Kalaの標準は12フレットで3mm、StewMacの表ではソプラノとテナーで2.29mmです。3mmより低いとビビりが出やすくなります。
ウクレレの弦高の測り方は?
チューニングした状態で、12フレットの頂点から弦の下側までを4弦と1弦で測ります。0.5mm刻みの金属定規か弦高ゲージを使います。
ウクレレのサドルはどれくらい削る?
12フレットで下げたい量の2倍です。3.8mmを3.0mmにするなら1.6mm削ります。
ウクレレの弦高を上げるには?
サドルの底にシムを入れるか、高いサドルに替えます。12フレットで0.3mm上げるなら、0.6mmの厚みが必要です。
ウクレレの1フレットの弦高は?
StewMacの目安は1フレット上で0.38mmです。