クラシックギターの弦高の目安
ナイロン弦は振れ幅が大きいので、クラシックギターの弦高は鉄弦のアコギより高めです。StewMacの表では、12フレットで6弦0.156インチ(3.96mm)、1弦0.125インチ(3.17mm)、1フレット上で6弦0.76mm、1弦0.61mm、ネックの反りは8フレットで0.05mmです。
クラシックギターの弦高の基準値
12フレットの6弦・1弦の弦高とネックの反り。StewMacの表の値です。
| 楽器 | 低音弦(mm) | 高音弦(mm) | 反り(mm) | フレット |
|---|---|---|---|---|
| クラシックギター | 4.0 | 3.2 | 0.1 | 12 |
StewMac — String Action Gauge Instructions (Suggested action settings)
使い方
- チューニングして、12フレットで6弦と1弦の弦高を測ります。金属定規の0をフレットの頂点に当て、弦の下側までを読みます。
- 目標値(初期値は3.96mmと3.17mm、低めにするなら3.5mmと2.5mm)といまの値を入れます。
- サドルはブリッジの溝に差し込んであるだけなので、弦をゆるめて抜き取り、出てきた量だけ底を削ります。
ヘルプと解説
これは工房の標準的な値で、StewMacの技術者が動画で自分の好みとして挙げているのは6弦3.5mm、1弦2.5mmとさらに低めです。演奏者によって好みが分かれるので、表の値から始めて、弾き心地とビビりを見ながら決めましょう。
サドルを削る量
12フレットの弦高は、サドルを削った量の半分だけ下がります。6弦が4.5mmで3.96mmにしたいならサドルの6弦側を1.08mm、1弦が3.6mmで3.17mmにしたいなら1弦側を0.86mm削ります。両側で量が違うときは、鉛筆で底に線を引いて斜めに削ります。
底が平らでないとサドルがブリッジに密着せず、音量が落ちます。平らな板に貼ったサンドペーパーの上で、サドルを垂直に立てて動かします。
反りとトラスロッド
クラシックギターには、トラスロッドの入ったモデルと入っていないモデルがあります。コルドバは「ネックはまっすぐではなく、低音側で0.003〜0.008インチ(0.08〜0.20mm)の反りが最適で、高音側はそれよりやや少なめ」としています。ヘッドにもサウンドホールの中にもロッドのナットが見当たらないギターで反りが大きいなら、サドルを削ってごまかさず、リペアショップに相談してください。
ナットの高さ
1フレット上の弦高が6弦0.76mm、1弦0.61mmより高いと、ローポジションのセーハが重く、押さえた音がシャープします。溝は一度にわずかずつ削り、そのたびに1フレット上の高さを測り直します。
コツ
- スケール650mmなら、12フレットはナットからちょうど325mmです。サドルを削ったら、オクターブ調整チェッカーで6弦と1弦の12フレットの音程を確かめましょう。
- ナット幅や弦の間隔はクラシックギターのナット幅と弦間で計算できます。
- ノーマルテンションからハイテンションに替えると弦が強く張られます。弦テンション計算ツールで差を見ておきましょう。
よくある質問
クラシックギターの弦高の標準は?
StewMacの表では12フレットで6弦3.96mm、1弦3.17mmです。低めが好みなら、6弦3.5mm、1弦2.5mm程度まで下げる人もいます。
クラシックギターのサドルはどれくらい削る?
12フレットで下げたい量の2倍です。6弦を4.5mmから3.5mmにするなら、サドルを2mm削ります。
クラシックギターのネック反りの確認方法は?
1フレットと最終フレットで弦を押さえ、8フレットのすき間を見ます。StewMacの表では0.05mm、コルドバは低音側0.08〜0.20mmを最適としています。
ガットギターの弦高が高いのは普通ですか?
ナイロン弦は鉄弦より大きく振れるので、12フレットで6弦4mm前後は標準の範囲です。鉄弦のアコギ(6弦2.03〜2.29mm)より高くても、異常とは限りません。
クラシックギターのナットの高さは?
1フレット上で6弦0.76mm、1弦0.61mmがStewMacの目安です。