ダイアトニックコード(メジャー・マイナー)
ダイアトニックコードとは、あるスケールから生まれるコードのまとまりです。スケールの各音の上に、そのスケールの音だけを使って3度ずつ音を積み重ねます。メジャーキーでは並び方がいつも同じで、メジャー、マイナー、マイナー、メジャー、メジャー、マイナー、ディミニッシュの順。だからCメジャー(ハ長調)のダイアトニックコードはC、Dm、Em、F、G、Am、B°になります。キーのダイアトニックコードを知っていれば、耳コピもコード進行づくりもぐっと楽になります。
使い方
- キー(C、G、D、Am…)とモードを選びます。メジャー、ナチュラル・マイナー、ハーモニック・マイナー、メロディック・マイナーの4つです。
- 楽器を選びます。ギター、カヴァキーニョ、ウクレレ、ピアノに対応。各コードにコード図が付き、紫の丸がそのコードのルート音です。
- コードをタップすると音が鳴ります。↻を押すと、同じコードのネック上の別のポジションが表示されます。
- セブンスをオンにすると四和音になります。キーCなら、C7M(CM7)、Dm7、Em7、F7M(FM7)、G7、Am7、Bm7(♭5)です。
- スケールを再生はそのキーのスケールを、7つのコードを再生はIからviiまで弾いてIに戻る流れを鳴らします。
- コードの下には、12のメジャーキーとマイナーキーの一覧表があります。各行の最初のコードをタップすると、そのキーが開きます。
ヘルプと解説
キーとモードを選ぶと、7つのコードを三和音とセブンスで、ディグリー、機能、コードネーム、読み方、楽器のコード図とともに表示します。コードをタップすると音が鳴ります。特定のキーを直接開きたいときは、/ja/diatonic-chords/?tom=Gや?tom=Amのように、アドレスに?tom=を付けてください。
ディグリーと機能:トニック、サブドミナント、ドミナント
各コードはローマ数字のディグリー(度数)で呼びます。このツールでは、メジャーコードは大文字(I、IV、V)、マイナーコードは小文字(ii、iii、vi)、ディミニッシュには°を付けます(vii°)。日本ではⅡm、Ⅲm、Ⅶm(♭5)のように書くことも多いですが、意味は同じです。ディグリーは3つの機能に分かれます。トニック(I、iii、vi)は落ち着いた安定感、サブドミナント(ii、IV)は安定から少し離れる感じ、ドミナント(V、vii°)はトニックに戻りたくなる緊張感をつくります。
だからポピュラー音楽で最もよく使われる進行はI–IV–V–I(C、F、G、C)で、ii–V–I、いわゆるツーファイブ(Dm7、G7、C7M)はジャズやボサノヴァ、シティポップの土台です。同じ機能のコードは入れ替えられます。Cの代わりにAmを弾いてみてください。
マイナーキー:ナチュラル、ハーモニック、メロディック
ナチュラル・マイナーのコードは、平行調のメジャーキーと同じコードをviから並べたものです。Aマイナー(イ短調)なら、Am、B°、C、Dm、Em、F、G。ただしマイナーのv(Em)はトニックに戻る力が弱いため、マイナーキーの曲ではほとんどの場合、ハーモニック・マイナー(第7音を半音上げたスケール)のメジャーのVを使います。AマイナーならEやE7です。
ハーモニック・マイナーのコードはAm、B°、C5+、Dm、E、F、G♯°。メロディック・マイナーはAm、Bm、C5+、D、E、F♯°、G♯°です。実際の曲では、この3つが混ざって使われます。
このツールのコード表記について
このツールはブラジルの楽譜集で使われる表記で表示します。メジャー・セブンスは7M(C7MはCM7、Cmaj7、CΔ7と同じ)、マイナー・セブンスはm7(Dm7)、セブンスは7(G7)です。マイナー・セブン・フラット・ファイブはm7(♭5)で、Bm7(♭5)は日本の楽譜でよく見るBm7-5やBøと同じコードです。ディミニッシュはB°(Bdim)、オーギュメントはC5+(CaugやC+)と書きます。
コツ
- 耳コピするときは、曲が終わるコードからキーを見当をつけ、そのキーのダイアトニックコードを順に当ててみましょう。
- 曲のキーを変えるときは、各コードを新しいキーの同じディグリーのコードに置き換えます。キーCのIV(F)は、キーGではIV(C)になります。五度圏を回すと、この関係がよくわかります。
- ギター初心者が弾きやすいキーはG、C、D、A、Eで、セーハ(バレーコード)がほとんど要りません。ウクレレならCとGから始めましょう。
- 原曲キーが歌いにくいときは、近いキーに移して、そのキーの同じディグリーのコードを使いましょう。
よくある質問
ダイアトニックコードとは何ですか?
スケールの音だけで作った7つのコードで、スケールの各音に1つずつあります。メジャーキーでは並び方が必ずメジャー、マイナー、マイナー、メジャー、メジャー、マイナー、ディミニッシュです。
キーCのダイアトニックコードは?
三和音ではC、Dm、Em、F、G、Am、B°。セブンスではCM7、Dm7、Em7、FM7、G7、Am7、Bm7(♭5)です(ツール上の表記はC7M、F7M)。
キーGのダイアトニックコードは?
G、Am、Bm、C、D、Em、F♯°。セブンスではGM7、Am7、Bm7、CM7、D7、Em7、F♯m7(♭5)です。Gメジャー(ト長調)のスケールにはシャープが1つ、F♯が付きます。
キーAmのダイアトニックコードは?
ナチュラル・マイナーではAm、B°、C、Dm、Em、F、Gで、Cメジャーと同じコードです。実際の曲では、ハーモニック・マイナーから借りたEやE7がドミナントとしてよく使われます。
どのキーでもダイアトニックコードを求めるには?
そのキーのスケールを書き出して、パターンを当てはめます。メジャーはI、ii、iii、IV、V、vi、vii°。ナチュラル・マイナーはi、ii°、III、iv、v、VI、VII。このページの表に12キーすべてを載せています。
三和音と四和音(セブンスコード)の違いは?
三和音はルート、3度、5度の3音でできたコードで、Cなどです。四和音はそこに7度を加えたもので、CM7やG7のように響きが豊かになります。ジャズ、ソウル、ボサノヴァ、シティポップでよく使われます。
トニック、サブドミナント、ドミナントとは?
キーの中でのコードの機能です。トニックは安定(I、iii、vi)、サブドミナントは準備(ii、IV)、ドミナントはトニックに戻りたくなる緊張(V、vii°)をつくります。